
東京大学とGoogleが設置するAI分野の社会連携講座「AI 相利共生未来社会講座(AI Symbiotic Future Society Program)」の一環として、川原圭博教授、高木健助教によるプロジェクト「Open Japanese Sign Language Data Collection & Learning Games for Parents of Deaf Kids」が2025年9月1日に開始いたしました。
本プロジェクトでは、難聴児を持つ聴者の保護者が手話を学べる環境を創出することを目標に、タブレット上で動作する手話学習ゲームの実装、さらにゲーム実装のために必要な大規模な日本語手話(JSL)データセットの収集に取り組んでいます。
これは、日本語手話用としては最も広範なデータセットとなり、ゲームに限らず、学習アプリや翻訳など、様々なアプリケーションへの利用が期待されます。2026年2月にはデータセットの一般公開を目指しています。
共同研究、次世代AI人材の育成を目的として設置された本講座で、AI技術の社会実装の実現に貢献していきます。
(関連リンク)
「Open Japanese Sign Language Data Collection & Learning Games for Parents of Deaf Kids」
https://www.kentakaki.com/projects/open-japanese-sign-language-data-collection-learning-games-for-parents-of