ShareWelプロジェクトマネージャーの阪本です。
毎年東京大学内にて業務を改革するアイデアや取り組みの成果を評価し、表彰式が開催される「業務改革課題」に価値交換工学部門の工学系研究科 柳澤准教授率いるShareWelチームらが応募し最も権威のある賞である、総長賞を受賞させていただくことができました。
2024年12月18日(水)に開催された大講堂(安田講堂)での表彰式では、総長から祝福と激励のお言葉を頂戴いたしました。
↓ 実際の表彰式の様子
↓ ShareWelプレゼンテーションの様子
◾️ShareWelとは?(プロジェクト紹介URLはこちら)
ShareWel(Sharing and reuse platform for well-being)は、モノとコトのシェアリング・リユースのための東京大学発のサービスです。
2023年11月より工学系・情報理工学系の教職員・学生向けにShareWelリユースプロジェクトの実証実験(https://sharewel.riise.u-tokyo.ac.jp/)を始めました。私たちShareWelの取り組みは、学内で不要になった物品の再利用を呼びかけ、持続可能な消費だけでなく若手研究者の支援、そして研究者間の交流を推進し、Well-beingな社会を構築することをミッションの一つとしています。
主要メンバー
- 柳澤 秀吉(工学系研究科 機械工学専攻准教授、ShareWelプロジェクトリーダー)
- 木見田 康治(工学系研究科 技術経営戦略学専攻特任准教授)
- 文 多美 (元 RIISE特任研究員)
- 早矢仕 晃章 (工学系研究科 システム創成学専攻講師)
- 川原 圭博 (工学系研究科 電気系工学専攻教授、RIISE機構長)
- Ari Hautasaari(情報学環、RIISE特任准教授)
- 松下 旦(東京大学マーケットデザインセンター招聘研究員)
◾️受賞された活動について
応募内容のテーマ「DX・D&I・GXを意識した業務の取組」としてShareWelの取り組みの一例を挙げさせていただきます。
上記に加えて、
- 出品者の心理的・作業負担の軽減
- ガレージセールやチラシ投函などの積極的なプロモーションイベント
を行っていきました。
大学からは「什器等の有効活用を通じた無駄の削減は、資源循環やカーボンニュートラル、さらにはGX(Green Transformation:グリーントランスフォーメーション)の推進にもつながる」との評価をいただきました。
開始から約1年で1,000名以上の工学系・情報理工学系の教職員・学生が登録し、500点以上の出品、300件を超える取引が行われました。
◾️今後の抱負について
今回の受賞を励みとして、今後ShareWelプロジェクトの全学展開に取り組んでいきます。また、環境負荷削減効果の定量化や廃棄コストの推計などのGX推進も行いたいと思います。
リユースだけでなく、来年は学内での物品のシェアリング(共有機器)を整備し、運用に向けて積極的に活動していきます。この取り組みは、学内の持続可能な循環型経済やアカデミア間の相互支援を根付かせるための一歩として、大学全体として非常に重要な役割を果たしていくと確信しています。
私もプロジェクトマネージャーとして、この度の受賞を糧により一層Shawelプロジェクトを進めていけるよう努めて参ります。
今後の活躍もどうぞご期待ください。
◾️関連リンク
ShareWel モノと知の循環を通じてwell-beingを実現するSharing and reuse platform for well-being
【研究紹介YouTube公開!第一弾】ShareWel:モノと知識を循環させwell-beingを目指すプロジェクト
(阪本)