価値交換研究者・中條麟太郎さん、ハウタサーリアリ特任准教授が、2025年3月2日~4日開催の「INTERACTION 2025」においてインタラクティブ発表賞を受賞いたしました。受賞した研究は、メルカリ・東京大学の包括連携プロジェクト「価値交換工学」の一環として進められているもので、第一著者・発表者の藤原未雪さん(mercari R4D リサーチャー)と共に、3人での受賞となりました。

受賞名
インタラクティブ発表賞(program committee 推薦)
受賞者
藤原 未雪(mercari R4Dリサーチャー)、中條 麟太郎(東京大学大学院学際情報学府・修士課程)、Ari Hautasaari(東京大学大学院情報学環・特任准教授)
発表タイトル
フリマアプリで出品者とAIが協働で作成した商品説明文が購入者の商品選好に与える影響の基礎検討

受賞した論文・発表の概要
一部のフリマアプリでは大規模言語モデル(LLM)を活用した人間と AI の協働による商品説明文作成機能が導入されているが,これは出品者が商品情報を入力する際の負担軽減を目的としている.本研究では,LLM による支援のもと作成された商品説明文が,購入者の商品選好および商品説明文の正直さに対する認識にどのような影響を与えるのか,また,その説明文が AI のみによる作成か,人間と AI との協働による作成かを示すラベルの有無がどのように影響するかを検討する.

発表学会について
「インタラクション」は、情報処理学会ヒューマンコンピュータインタラクション研究会 (HCI)などが主催する1997年より毎年開催されているシンポジウム。ユーザインタフェース,CSCW,可視化,入出力デバイス,仮想/拡張現実,ユビキタスコンピューティング,ソフトウェア工学といった計算機科学,さらには認知科学,社会科学,文化人類学,メディア論,芸術といった人文科学の研究者および実務者が一堂に会し,インタラクションに関わる最新の技術や情報を交換し議論する場です。
MVE賞に続き、受賞が続いているご三方。これからも3人の活躍には目が離せません!